投稿

4月, 2017の投稿を表示しています

精励 スッタニパータ 第2章10 331-334

イメージ
頑張れっていうお経です。スッタニパータ 小なる章の10番です。

日本テーラワーダ仏教協会のポスターがあって、幡ヶ谷のゴータミー精舎に貼られていたものといま僕の部屋に貼っているものがあるのですが、それぞれにこのお経の一部が書かれています。

僕はこういうふうに励まされるのが好きなんですね、力が湧いてくる。怠け者だから…。


「おきなさい 坐りなさい
寝ていてどうなるのか。
煩悩の矢に刺されて苦しんでいる患者たる(汝ら)には
安眠がないでしょう」



「怠りは汚れである。怠りにつられると汚れがたまる。怠らないことと智慧によって、自分に刺さった矢を引き抜け」


中村元訳  ブッダのことば
ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)
中村 元

岩波書店 1958-01
売り上げランキング : 3054

331.
起てよ、坐れ。眠って汝らになんの益があろう。矢に射られて苦しみ悩んでいる者どもは、どうして眠られようか。

332.
起てよ、坐れ。平安を得るために、ひたすらに修行せよ。汝らが怠惰でありその[死王の」力に服したことを死王が知って、汝らを迷わしめることなかれ。

333.
神々も人間も、ものを欲しがり、執著にとらわれている。この執著を超えよ。わずかの時をも空しく過ごすことなかれ。時を空しく過ごした人は地獄に墜ちて悲しむからである。

334.
怠りは塵垢である。怠りに従って塵垢が積もる。つとめはげむことによって、また明知によって、自分にささった矢を抜け。

勝利の経 スッタニパータ 第1章11 193-206

イメージ
勝利の経は、スッタニパータ(ブッダのことば)の蛇の章11番です。


以下、2つのバージョンを載せます。最初は、日本テーラワーダ仏教協会のもの、次が中村元先制の訳のもの。

[新装版]ブッダの日常読誦経典[完全版 CD BOOK]
[新装版]ブッダの日常読誦経典[完全版 CD BOOK]アルボムッレ・スマナサーラ

サンガ 2015-09-26
売り上げランキング : 275114
日常読誦経典に掲載されている補足:

自分の身体をあまりにも可愛がると修行が後退することになります。
身体を気にすることは執着です。執着を捨てるための実践を成功させるには「ありのままの身体を観察する」のです。お釈迦様の時代では修行者たちがこの経典を日夜唱えて、「身体のことが気になって修行に励めない」というこころのわだかまりを解いたのです。
解脱を体験しようとする戦いで勝利を得るための経典です。


193.
歩く、立つ、座る、横たわる、
伸ばす、縮む。身体の動きはこれだけです。

194.
(この身体は)骨と腱で組み立て、肉と皮膚で舗装されている。
皮膚に隠れているのでありのままには観られない。

195.
身体は腸に充ち、胃に充ち、また、肝臓の塊・膀胱・心臓・肺臓・腎臓・脾臓があります。

196.
(この身体には)鼻汁・唾液・汗・脂肪・血・関節液・胆汁・膏がある。

197.
またその9つの孔からは、常に不浄物が流れ出る。
目からは目やに、耳からは耳垢、

198.
鼻からは鼻汁が出る。 口からはあるときは(食べたものを)吐く。
またあるときは胆汁を、あるときは痰を吐く。
全身からは汗と垢とを排泄する。

199.
またその頭蓋骨の空室は脳髄に充ちている。
しかるに愚か者は無明に誘われて、
身体を清らかなものだと思いなす。

200.
また身体が死んで横たわるとき、膨れて、青黒くなり、
墓場に棄てられる。親族もこれを顧みない。

201.
犬や野狐や狼や虫類がこれを喰らい、
烏や鷲やその他の生き物がこれを啄む。

202.
ブッダのことばを聞いて、智慧ある修行者は、
この(身体の)ことを完全に了解する。あるがままにのみ観る。

203.
<かの死んだ身も、この生きた身のごとくであった。この生きた身も、かの死んだ身のごとくになるであろう>と、自分の身体に対する欲をも、他人の身体に対する欲をも、離れるべきである。

204.